前回は、家計の健康診断表の資産の項目について説明しました。今回は、前回の続きで負債の項目について記載する具体的な金額をは説明します。
負債
家計の健康診断表に記載する金額は、資産と同様に基本的にその時の時価を記載します。時価は、その時点で全額支払うとすると必要な金額と理解してください。ただ、負債は資産と違って比較的時価は確認しやすいです。以下、順に説明します。
クレジットカードの利用額
クレジットカードは、その月の利用額を記載します。ただ、全てのクレジットカードの締め日が月末であればいいのですが、カードごとに締め日が異なります。
具体的に記載すべき金額は、利用明細を使って以下のどちらかの方法で記載します。
ざっくりでよい方(おススメ):その月の締め日の集計金額(基本的に翌月引落分)を利用
詳細が知りたい方:利用明細からその月利用額を集計した金額を利用
カードローン
カードローンは、その月の月末のローン残高を記載します。利用明細等で、ローン残高を確認します。
健康診断表の作成とは関係ありませんが、カードローンは他のローンと比べて相対的に高く設定されています。ローンがある方は、優先的に返済をすることをおススメします。
住宅ローン
住宅ローンは自宅を購入する目的で金融機関からお金を借りる借金です。自宅を購入されている方は、住宅ローンがある方が多いかと思います。また、住宅ローンとは違いますが、カーローンがある方は、同様の方法で、確認が可能です。
住宅ローンは、その月の月末のローン残高を記載します。
確認方法は、住宅ローンを契約された際に、発行された返済予定表で確認ができます。返済予定表は、文字通り何月何日にいくら支払いが必要か記載されている書類です。返済予定表は、ウェブ上で確認できる金融機関もあります。
記載頻度は、年に1回1年分を記載すればそれで十分です。繰り上げ返済をされる場合は、その都度金額を修正します。繰り上げ返済の予定がない方は、1回でまとめて数年分記載するのもありです。
まとめ
今回は、負債項目について具体的な記載金額を説明しました。家計の健康診断表を使って今後家計を管理していくと、毎月確認することは、上記負債であればクレジットカードの利用額とカードローンのみで、年に1回程度、住宅ローンを確認していきます。クレジットカードの利用額(おススメの方法の場合)とカードローンであれば、毎月数分程度で集計が可能となります。資産と合わせても慣れてくれば毎月10分程度で全て集計が可能になります。なんだかできそうな気がしてきませんか?そう思った方ぜひすぐに始めてみてください!私もそうですが、後でやろうとするとなかなか始められませんからね。