iDeCoの投資戦略

以前の記事でiDeCoについては説明をしてきました。今回は、そのiDeCoを具体的にどのように投資していくかについて説明します。

iDeCoとは

以前の記事とは重複しますが、iDeCoについて簡単に説明します。

・投資可能な商品:投資信託、定期預金、保険商品など

・年間投資可能額:1.2万円/月(公務員等)~6.8万円/月(自営業者等)

・掛け金:全額所得控除(受取時も税制優遇)

iDeCoの戦略

iDeCoを利用する上で、事前に決めておくべき2つの項目について説明します。

毎月の投資額は?

年間投資可能額は個人の属性により異なります。ここでは、iDeCoの公式サイトに公表されている2023年7月時点での加入者数が最も多い第2号(企業年金なし)の方の上限を説明します。

第2号(企業年金なし)の方は、年間の投資可能額は27.6万円です。1年間を通して投資を行う場合、月間の投資可能額は2.3万円です。

投資する商品が概ね右肩上がりで上昇すると考える場合は、なるべく早めに投資をする方が有利にはなりますが、途中で取り崩すことなく継続して投資を行うことが大事だと考えています。

iDeCoの掛け金は最低5,000円/月~となりますが、できれば1万円程度から始めてみてはいかがでしょうか?NISAと異なり掛け金が全額所得控除となり、年末調整や確定申告で税金が還付されますので、実際の掛け金よりも負担は軽くなります。

投資する商品は?

投資可能な商品は、投資信託、定期預金、保険商品などから投資する商品を選択する必要があります。

その中から元本保証型かどうか?株式のみかどうか?投資対象は全世界かどうか?などを決定し投資商品を決める必要があります。

特に投資初心者であれば、似たような名前で内容を十分に理解するのは非常に難しいかと思います。そこで、まず何に投資したらいいか決めきれないという方は、個人的にも投資している以下の2つ商品への投資を考えてみてください。
※絶対的に以下の商品への投資が良いとおススメしているわけではありません。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

元本保証型として定期預金への投資も可能ではありますが、投資を始めた時点ではおススメしません。iDeCoはNISAと異なり、どの金融機関で始めた場合でも手数料が毎月手数料が発生し、得られる定期預金の利息よりも手数料の方が多くなるためです。定期預金での運用は、受給開始が近くなってから検討してみてください。

おわりに

今回は、iDeCoの具体的な活用方法について説明しました。個人的にも、上記でオススメした商品を中心に継続して購入していく予定です。以前の記事とも重複になりますが、iDeCoとNISAを迷った場合は、まずiDeCoから始めてみてください。ただ、NISAと異なり基本的に引き出しが不可である点は、十分に注意されてくださいね。

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