似た名前の投資信託はどれを選べばいいの?

NISAを始める場合、つみたて投資枠では一定の投資信託のみ投資が可能です。投資する商品を選ぼうと証券会社のホームページを開くと似たような名前の投資信託がたくさんありますよね。この場合、どれを選ぶのが良いのでしょうか?今回は、よく聞く「オールカントリー」を例にとって考えていきます。

オールカントリーって?

みなさん、「オールカントリー」という言葉を聞かれたことはありませんか?どの投資信託がいいかと少し調べた方であれば聞かれたことがあるかと思います。

オールカントリーとは、言葉から何となく想像ができるかもしれません。一言でいうと、投資先を特定の国だけに絞らず、全世界を中心として投資を行っていく投資信託です。

楽天証券の投信スーパーサーチで、検索条件に「オールカントリー」、取引種別に「NISAつみたて投資枠」で検索すると4件表示されます。どれもオールカントリーという表現が使われていますが、どれを選ぶのがいいのでしょうか?

それぞれの違いは?

それぞれ運用会社や手数料などが各投資信託で異なります。

ただ、基準価格の推移をみてみてください。以下の表は、それぞれの基準価額の推移をまとめたものです。(基準価額が異なるのは、投資信託のファンドの運用が開始された日が異なるためです。)

注目すべき点は、表の一番左のスタート時点の基準価額は異なりますが、どれも同じように推移している点です。「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」と「はじめてのNISA・全世界株式インデックス」については、ほとんど両者のグラフが重なっています。

これは、以下の楽天証券の投信スーパーサーチの運用方針の欄を見てください。

どれも「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCIACWI)」への連動を方針とされています。

つまり、連動の目標とする指標がどれも同じため、上記4つの投資信託は同じような推移になるということです。

さいごに

今回は、「オールカントリー」と名の付くNISAのつみたて投資枠で購入できる投資信託を例にどの投資信託を選べばよいかについて考えてみました。手数料や運用会社などは違いがありますが、基準価額については同じような推移になっていることがわかりました。

このことから、手数料もほぼほぼ横並びであることを考えれば(将来はわかりませんが…)、あまり悩まず自分なりの基準(手数料が一番低いものや純資産が一番大きいものや好きな運用会社など)をもって購入されてよいのではないかと考えられます。悩みすぎて投資をなかなか始められないよりかはどれか一つ決めて実際に投資を始める方が良いと思います。

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