節約と収入upはどちらを優先すべき?

見直し

毎月の家計の改善には、「使うお金を減らす」もしくは「入ってくるお金を増やす」ということが必要です。当然、同時並行でできればいいのですが、なかなか難しいですよね。そこで今回は、どちらを優先して取り組むべきかについて考えてきます。

節約を優先すべき

まず、結論です。毎月の家計改善のためには、節約つまり、使うお金を減らすことを優先すべきです。

節約の優先すべき理由

収入upより節約を優先すべき理由として以下のようなことがあります。

即効性と成果保証

節約は多少の手間はかかるものの基本的に行動を起こしさえすれば成果が保証されます。また、行動を起こすと早ければその日のうちから効果が出るという即効性もあります。

現在では、オンラインでの手続きが可能なものも多くなってきているため、対面での場合よりも比較的短時間で行うことが可能です。

節約=家計の改善額

日常で使っているお金は、基本的に税金等が引かれて自由に使えるお金です。全部使ったとしても、別途税金等の支払が必要となることは基本的にありません。そのため、節約した額と家計の改善額は同じになります。言い換えると、1万円節約したら1万円分家計の収支が改善するということです。

節約の方法

では、具体的な節約の方法です。ここでは日常の支出を、固定費と変動費に分けます。

固定費

固定費は、契約等により金額の変動は多少あるものの毎月のように支払いが行われるものとします。

固定費の具体例としては、水光熱費、家賃、保険、サブスク・月謝、スマホ・ネット代などが挙げられます。

固定費の節約方法は、支払いの原因のなっているそもそもの契約等の見直しです。ほぼ同様のサービスでより価格が抑えられているものはないか?本当にその契約等は必要か?などに着目して見直しを行っていきます。

変動費

変動費は、金額も支払いの頻度も一定ではなく支払いが行われるものとします。

変動費の具体例としては、(外)食費、交際費、医療費、日用品、旅行費などが挙げられます。

変動費の節約方法は、日々の心がけ、つまり習慣化です。支払金額、頻度が一定ではない変動費は、1度気を付けたら終わりというわけではありません。日々節約を意識して支払いを行います。その意識が習慣化されると、無意識のうちに節約できるようになります。

収入upの場合

対して、収入upの場合についてです。

収入upの方法

収入upの方法としては「給与収入を増やす」と「給与以外の収入を獲得する」の2つの方法があります。

前者の場合は、資格取得等による手当や給与増加が見込める先への転職などがあり、後者の場合は、ブログやYouTube等の副業、投資などがあります。

収入upの注意点

収入upは魅力的ですが、以下の2点には注意しておく必要があります。

成果が保証されていない

上記「収入upの方法」で挙げた具体的なものでは、通常の仕事以外の時間が別途確保する必要ですし、成果を得るためにお金を多少投じる必要があります。ですが、収入upのために時間やお金を投じたとしても確実に収入が増えるとは限りません。手当をもらうために資格取得の勉強をしてみたけど、試験に受からずあきらめてしまったとか。アフリエイト報酬をもらうために、ブログをはじめてみたけど、結局収益があがらずあきらめてしまったとか。

収入up≠入ってくるお金

うまく収入upできたとしても、心得ておいてください。入ってくるお金は、収入upとは同額ではありません。給与明細を見てみると総支給額と差引支給額は同額ではありませんよね。そうです理由は、税金や社会保険料です。税金は、所得金額(収入から社保等を差引して計算)により異なります(0-55%)が、社会保険料は給与の約15%です。ただし、社保未加入で税金が課税されない方は「収入=入ってくるお金」となります。

まとめ

家計改善のためには、節約と収入upをどちらも大切です。ただ、なかなか成果がでないと途中でやめてしまう可能性が高くなってしまいます。よく言う三日坊主です。そうならないためにも、成果がほぼ確約されている節約を優先することをおススメします。家計が改善している実感を感じることができれば、自然とやる気は上がるはずです。節約でもより即効性が高い固定費の見直しを最優先で行うことが良いですよ!

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